11月18日に京都芸術大学で行われたコラボイベントを取材して来ました。
このイベントは、一般社団法人クロス事業協会と大学生がコラボレーションし、学生がデザインした壁面を壁紙職人さん&学生さんで施工する企画。「 ただの壁、とは言わせない! 」職人さんの技術と学生さんの柔らかい発想が創り上げた壁面をご紹介いたします。

内装工事店・職方・卸問屋・メーカーにより組織された団体。
壁装技術向上・内装業界の創造発展に貢献するべく、学生コラボや、児童館壁紙張り替えボランティアなど幅広く活動しています。


まずは、施工する壁面から制作スタート!木材カットや、石膏ボード張りなど大工仕事をしている壁紙職人さん。

石膏ボードが仕上がりました!!
サイズは、W2.4m×H2.7mが3枚分!大迫力です。

いざ、施工!!
時間の関係上、職人さんが壁紙の裁断を事前にしてくださっていました。
職人さんに道具の扱い方を教わりながら、壁紙の素材によって変わる紙の伸び縮みや、カットの難易度を体感していました。学生さんも一意専心で取り組んでいました…!

完成はコチラ!
迫力満点のアート作品が出来上がりました!
▼以下、広報神谷の独断偏見の感想コーナーです。


2種類のビニール壁紙を三角形にカットし、施工した壁面。石膏ボードをあえて露出させています。レオナルド・ダヴィンチは、壁についたシミを観察することで風景、戦いの場面など創造していたという逸話があります。そんな「壁についたシミ」ならぬ「壁についたパテ」を観察できる、そんな作品だなと思いました!


和紙・織り・ビニール3種の壁紙を四角にカットし施工した壁面。砂丘のように見えたり、霞んだ道路や風を感じる木々に見えたり…。様々な風景を見出すことができる不思議なデザインだと感じました!


2種のベルベット素材の壁紙を細かい長方形にカットし施工した壁面。見る角度によってギラっとベルベットがゴールドに光ります。洞窟の中の壁面に懐中電灯を当てて見ているような感覚になります。歴史の流れに吸い込まれるようなデザインだなと思いました。
デザインした学生さんから、「自分達のデザインしたものが実際に形になる機会は滅多にないので、とても貴重な経験でした!嬉しかったです!!」とのお言葉をいただきました。
クロス事業協会の方の素敵な企画、ありがとうございました!
これからも応援&発信して行きます!
インテリア企画室
神谷
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